第107回木三会のご報告【井上スダレ見学】
第107回木三会 ご報告
2022年11月17日の第107回木三会は、井上スダレ株式会社の企業見学とセミナーを2部制で行いました。
■第1部 井上スダレ ショールーム・工場見学
第1部では、河内長野にある井上スダレの複数の施設を見学しました。
はじめに、すだれ資料館を案内していただきました。
簾の材料となる竹や、生産機械、日本の歴史的な簾のみならず、世界の簾も展示してあり、すだれが日本の歴史・文化と密接に関わりながら、発展してきたことについて、良く理解できました。
また、途中から井上スダレの井上義弘社長も参加してくださり、今でも家内工業で、手作りで簾を作っておられる方のお話や、すだれ資料館に貴重な海外の簾を展示するため、現地に訪問した際のお話など、ディープなお話を聞くことが出来ました。
ショールームでは、現在、販売しているインテリア用の簾の商品や、その他の事業の製品を見学しました。ご先代の社長さまから息づくものづくりの精神で、簾だけでなく、給水用の継手や、アメリカ・リッチライト社の紙と樹脂で出来た環境に優しい建材リッチライトの販売など、多様な領域に事業を展開していることがわかりました。
簾工場では、簾の乾燥機や織り機を見学し、実際にどのように簾を製作しているか、体感することができました。
■第2部 井上スダレ 増井さま ご講演
第2部は、長堀橋の長堀ブリッジビルディングに移動し、井上スダレの増井さまから、簾の商品の事例紹介等の説明を受けました。その後、歓談の時間では、質疑応答など活発な双方向のやり取りが行われました。
第1部から、引き続き参加していただいた方からは、実際に現場で商品やその製造過程を体験して、改めて商品の説明を受けることで、より深く理解することができたというご意見を頂戴しました。
まず、現場で実際に製品を体感してから、説明を聞くことで、得られる情報の量と質において、大きな違いがあることを実感しました。また、1日を通して、それらを参加者の皆さまと共有したことで、質疑応答などの双方向のやり取りも深まったように思います。
次回以降も、はじめに、現場で五感を通して得られる情報を皆さまと共有してから、改めて話し合い、新しい可能性を考えていく、そういった場を作っていくことを検討しております。
ぜひ、次回以降も、皆さまのご参加をお待ちしております。
■第107回木三会 セミナー担当企業さま
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井上スダレ株式会社
〒586-0086 大阪府河内長野市天野町1014-1
TEL:0721-53-2581
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■写真
(第1部 すだれ資料館)
(第2部 井上スダレショールーム)
(第2部 業態開発研究所にて井上スダレの増井さまのセミナー)
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