第108回木三会のご報告【ゲスト:株式会社PKJ】
第108回木三会 ご報告
2023年1月19日の第108回木三会は、PKJ株式会社の中村さんをお招きしました。
PKJ株式会社は、2021年4月に設立されたばかりの新しい企業です。木質・石・タイル建材のコンサルタント・販売事業をされています。
会社名は「Precious Knowledge Japan」の頭文字をとっており、日本の誇るべき技術と世界の良い素材をリンクさせて、喜んで頂ける商品づくりを目指したいという意味が込められているとのことです。
今回は、スウェーデン製の300幅のオーク複合フローリング商品『KIWAMI Flooring』のご紹介がありました。
4メートルの現物サンプルを拝見すると、通常のフローリングよりダイナミックなサイズにまず驚きました。
他にも、以下のように様々な部分で、技術を活用したこだわりを感じました。
l 節の部分に「浮造り」仕上げを行っていることで、質感を出している
※「浮造り(うづくり)仕上げ」=木材の加工方法の一種で、木の表面を丁寧にこすり、凹凸をつけ、年輪を浮き上がらせる方法。質感を
l 表面と裏面に、それぞれ4mm厚と2mm厚の同じナラ材を使用して、強度を高めている
l グレードを4段階に分けてコストを抑えている
また、約100年の歴史があるスウェーデンの塗料メーカーBona社のウレタン塗装の技術などを使い、防汚性と素材感を両立させていることがわかりました。
汚れに強いという点では、実際にサンプルに油性マジックを書いて、アルコールで消える様子も見せていただきました。
Bona社も生涯続くフロアを提供するため、メンテナンスとリノベーションに力を入れているとのことです。
上記のように、随所に様々な技術のこだわりを感じられたのですが、参加者との質疑応答の時間では、参加者の方から、「建設業界内部からみたら、色々工夫されて、こだわられているのかもしれないが、業界内部だけに通じる説明になっていて、他業界からみたら分からない点がもったいない」というご意見が有りました。
次回、2月の木三会では、冒頭にPKJの中村さんを再びお招きして、上記の意見を受けて、中村さんが考えられた内容を皆さまと共有する「受け取り直し」を行う予定です。
次回以降も、会で皆さまの様々な視点で共有したものを受け取り直す、深掘りの善循環を続けていきたいと考えております。
■第108回木三会 セミナー担当企業さま
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株式会社PKJ
〒541-0054 大阪府大阪市中央区南本町4−5−7
TEL:06-7777-0251
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■写真
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