【第136回木三会】省エネ計算WEBサービスの紹介とショールーム見学 【YKKAP株式会社】
■ 石丸の感想
〜第136回木三会を開催しました(会場:YKK AP P-STAGE大阪)〜
今回は、YKK AP様のP-STAGE大阪にて開催いたしました。
木三会としては、これまでで最大の参加人数となり、大変活気のある会となりました。
〜設計者が自ら扱える省エネ計算WEBサービス〜
今回、多くの参加者の関心を集めたポイントは大きく2つあったように思います。
ひとつ目は、非住宅建物を対象とした「無料の省エネ計算WEBサービス」のご紹介です。
私どもも昨年、省エネ適判の申請を行いました。その際は外部の専門事務所に依頼しましたが、正直なところ、計算項目が非常に多く、どの数値がどのように影響しているのか把握することが難しい状況でした。設計者としては、最終的に「基準を満たすかどうか」という結果だけを見る形になりがちです。
しかし今回ご紹介いただいたサービスでは、設計者自身が基本的な情報を入力することで、建物全体の性能の見通しが立つ仕組みになっていました。
たとえば「断熱材を変更したらどうなるのか」といった検討を、その場で確認できる点は非常に大きいと感じました。
設計者が入力できる範囲の情報を入れれば、計算はソフト側で自動的に行われ、結果まで導いてくれる。これは実務において大きな助けになる可能性があります。
今後、
2025年の省エネ基準全面義務化
2026年の中小規模建築物への基準強化
2028年の炭素に関する課徴金制度開始
2030年のZEH・ZEB水準の実現目標
といった流れの中で、省エネ性能への要求は確実に高まっていきます。
そのような時代背景を考えると、このWEBサービスの必要性は今後さらに高まるのではないかと感じました。
現在は非住宅向けとのことですが、将来的に住宅やリフォーム分野にも広がれば、より多くの設計者にとって有益な仕組みになるのではないかと思います。
〜製品づくりの姿勢を体感〜
後半はショールームにて、実際の製品説明を受けました。
YKKはファスナーで知られ、自社工場を世界各地に展開している企業です。外部に頼るのではなく、自ら作り込むという姿勢は、YKK APの製品開発にも深く息づいているように感じました。
樹脂サッシや木造用サッシなど、時代の変化に応じた課題に対して、小さなテーマであっても確実に製品化していく。その積み重ねが、現在の製品群を形づくっているのだと思います。
実物に触れながら説明を受けることで、「なぜこの構造なのか」「どのような考えでこの技術が選ばれたのか」という背景まで理解することができました。
参加者の中には「一日中いても飽きない」と話される方もおられました。
カタログという完成された結果を見るのではなく、課題をどう解決するかという視点から製品を見る体験は、非常に新鮮でした。
〜おわりに〜
ご対応いただきましたYKK APの皆様に、心より感謝申し上げます。
3月の木三会はお休みとし、次回は4月に開催予定です。
改めてご案内をお送りいたします。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
■所員の感想
今回の木三会では、YKK AP株式会社の大阪ショールーム(現在は閉館中)において、実際の製品を前にしながら、窓やドアの仕組み、省エネ性能の考え方についてご説明いただきました。説明はとても丁寧で、その場での質問にも一つひとつお答えいただき、参加者にとって理解が深まる時間となりました。
まず、省エネ計算のWebサービスのご説明がありました。操作がわかりやすく、実務ですぐに活用できる内容でありながら、無料で利用できる点は、省エネ計算の概要を容易に把握できる点で様々な企業に役立つ非常に有意義な取り組みだと感じました。
また、ショールームならではの体験として、実物のサンプルに触れることができたことも大きな学びでした。ドアを開けたときの軽さや操作感、さらに地震などでドア枠がゆがんだ場合に開閉が難しくなる状況の再現など、カタログだけでは伝わりにくい部分を体感することができました。
今回の見学を通して、製品そのものだけでなく、それを支える技術や考え方についても理解を深めることができました。
ご協力いただきました関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。
■写真
↑APW330
一番売れている樹脂窓(木調ラミネート)
↑APW430 高性能トリプルガラス樹脂窓
横にも上にも開くことに皆さん驚かれる
↑写真左
EXIMA 80St
地震時にドア枠が歪んでも脱出できる
↑様々なドア製品にドアノブをマグネットでつけてイメージできる
■第136回木三会 ゲスト企業さま
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YKK AP株式会社
〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1番地
TEL:03-3864-2200(代表)
URL:https://www.ykkap.co.jp/
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木三会は、以下の3点に重点を置いて、議論していきます。
1. 業界の枠を超える
2. 一般の人に向けてわかりやすいように説明する
3. 未来に向けてどのように価値をつくっていくか
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