日東製陶所大阪ショールームでタイルを体感【第115回木三会】
■株式会社日東製陶所 新設された大阪ショールームを訪問して
2023年9月28日、株式会社日東製陶所の大阪ショールームを訪問しました。
大阪ショールームは、8月17日に新設されたばかりで、若いスタッフが多く、これから拡大していこうというフレッシュな熱気を感じました。
はじめに、日東製陶所のご紹介をお聞きしました。
日東製陶所が、70年以上の歴史を持ち、タイルの生産量の30%を作っているというのは、初耳で刺激的でした。
それだけ、深く広くタイルの生産・販売に関わられているので、技術の尖った部分を現物で見られる機会があり、楽しみでした。
次に、2種類の主要な商品ついて、ご説明を聞き、実演で体験しました。
「さらっとグリップ」は、大判タイルながら、雨に濡れるとかえってグリップがかかって滑らないタイルです。
実演では、水に濡らしたタイルの上から靴で動いてみましたが、「さらっとグリップ」は、表面はマットながら、グリップが効いたように、ほとんど滑りません。
特に駅舎や空港など、雨の日に通行量が多い場所において感じる不安を払拭できる安全性が確保された商品ということが体感できました。
「らくらくり〜ん」は、ガラス質の釉薬で焼かれたタイルです。 マジックインキでのいたずら書きでも、スポンジなどでこすると、簡単に取れます。
※写真 右:「らくらくり〜ん」左:一般の商品
タイルと書かれたマジックの文字をスポンジで何回か擦った後の写真です。
右は綺麗に消えているのに対し、左は文字が残っていることがわかります。
これらの商品は、タイルメーカーとしての製造ノウハウを持ち、釉薬を深く研究されたからこそ、生まれたのでしょう。
お話をお聞きしたところによると、他分野のメーカーも似たような課題を研究・商品開発されているようです。
ショールームでは、商品の現物を見ながら、参加者の皆さまを含めた他視点から、技術や商品の評価が行われました。
単に商品の説明の場を超えて、聞いている私たちにとっても、非常に有意義な時間と空間となりました。
飲食店での懇親会では、食事の場でリラックスしながら、会社や業種を超えてフラットに、業界の課題など、興味深い会話と対話が展開されました。
ショールームのように現場に出かけて、生の技術や商品の情報に接する機会は、年に何回かは企画していきたいものです。
ショールームには、他にもカラフルなモザイクタイルや、20mm厚タイルなど、様々な商品を拝見しました。
ご興味がある方は、ぜひ日東製陶所の大阪ショールームで、実際の商品サンプルをご覧ください。
■第115回木三会 セミナー担当企業さま
================================
株式会社日東製陶所 大阪ショールーム
〒550-0013 大阪府大阪市西区新町 1-3-12 四ツ橋セントラルビル 607(SWANTILE 内)
営業時間:10:00‐17:00
定休日:土日祝日
FAX:06-6978-8651 URL:https://swantile.jp/
TEL:070-1489-9192
================================
木三会は、以下の3点に重点を置いて、議論していきます。
1. 業界の枠を超える
2.一般の人に向けてわかりやすいように説明する
3. 未来に向けてどのように価値をつくっていくか
■写真
(実演の様子)
NEW
-
query_builder 2024/10/10
-
【第123回木三会】システム建築を知る【JFEシビル株式会社】
query_builder 2024/08/08 -
【第122回木三会】建築業界の課題をデジタルから考える【ひよこクリエイティブ】
query_builder 2024/07/04 -
【第121回木三会】自然塗料を体感する【(株)Planet Japan】
query_builder 2024/05/23 -
【第120回木三会】「森をまとう」樹木から生まれたファブリック【(株)シンサイカトー】
query_builder 2024/05/01