【第121回木三会】自然塗料を体感する【(株)Planet Japan】

query_builder 2024/05/23
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■今回の木三会  株式会社Planet Japan 本社課長 高山さまのお話を伺って  


昔、塗料は自然素材で作られていた動物の血液などに鉱石などを混ぜて作られていました。

その時代の塗料を理解するために、実際に高山さまが実演でビールと顔料を混ぜて実演してくださいました。

(実演の様子:写真)  


 


ビールのような身近な飲み物が塗料になることにまず驚きました。

ビールに含まれている糖分が粘度を生み、塗料となるようです。ベタベタしているものであれば、顔料を混ぜることで塗料になります。(ジュースでも可能だそうです)

ただし、この塗料は水っぽくて乾かず、拭くとすぐにはがれてしまうため、製品としての性能は低く、実際の製品では植物油などが使用されています。  


事例紹介では、まず北海道のカフェのご紹介がありました。木造で外装に塗料が使われている事例でしたが、建築から数年経過している状況で太陽光が激しく当たる南・西面でも剥がれや割れは起きず、木目が浮き上がってくるように自然な経年変化の表情を見られます。外部での木材の塗装は、紫外線や雨風などに弱く劣化が早いイメージがありましたが、良い意味で覆されました。  


もう一つの事例の2004年の愛媛県大洲城の天守復元工事では、外部木部の檜材に「ウッドコート・エボニー」を塗装されました。塗装の色落ちや剥離もなく、落ち着いた黒檀色へと変化していました。  


施工会社の方のご意見では、PlanetJapanの塗料は、粘度がある分、均一に染まり、キレイに塗れることからクレームも少なく、また工程も減るため、他の自然塗料からPlanetJapanの塗料に変更をお願いすることもあるそうです。  


元々は食器の塗装がメインでしたが、昨今のコロナ禍での在宅生活によって、居心地の良い空間で過ごしたいというニーズが高まり、建物の内装に塗り壁や自然の素材を使う事例が増えているようで、PlanetJapanの塗料も昨年(2023年)の3倍にまで増えているとのことでした。


PlanetJapanの塗料を製造しているドイツでは、99.9%が塗り壁です。自然素材に対する注目が高まっている現在の社会情勢を考えると、施工会社さんが指摘された良い点を踏まえれば、今後、PlanetJapanの塗料の利用はますます拡大していくと思いました。


PlanetJapanの本社はショールームにもなっており、難しい案件でも実証実験などですぐに対応してくださるそうです。  

近いうちに、木三会でPlanetJapanのショールームを見学する企画をたてる予定です。今回、ご説明のあった塗料や他の製品「ドイツ本漆喰」についてもショールームで実際に体感しながら、さらに深掘りしていけたらと考えております。    


■第121回木三会 セミナー担当企業さま

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株式会社Planet Japan

〒530-0006 大阪府大阪市淀川区西三国1−20−8

TEL:06-6396-4722   FAX:06−6396−4723

URL:https://planetjapan.co.jp/index.html

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木三会は、以下の3点に重点を置いて、議論していきます。

1. 業界の枠を超える

2. 一般の人に向けてわかりやすいように説明する

3.  未来に向けてどのように価値をつくっていくか


■写真

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