【第135回木三会】環境へのユニークな取り組みとものづくりの姿勢に触れて【神島化学工業株式会社】

query_builder 2026/01/19
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第135回木三会2(中)

■    石丸の感想  


建材事業、セラミックス事業、化成品事業という、一見すると別々に見える三つの事業が、瀬戸内海に面した「かつて島であった場所」でのカレイの養殖から始まったというお話に、まず強い印象を受けました。

目の前に広がる海水からマグネシウムを取り出し、炭酸化合物を生み出すという発想は非常にユニークであり、物質が循環する流れの中に会社の事業そのものが位置づけられている点がすばらしいと感じました。  


特に、2030年までにゼロカーボンを達成するという目標について深掘りして伺うと、排ガスから化合物を製造するプラントを今後本格的に稼働させていく計画があるとのことです。  


建材事業についても、Mさんが指摘したように、木目が不自然に繰り返して見えないようにするために、莫大な投資をされているということがわかりました。結果、壁と軒天が同じ木目で自然につながる人工材料によって空間を構成することができる点は、非常にオリジナリティの高いものだと感じます。  


参加者の皆さんが、こうした循環の考え方や、その意義、そして未来を見据えたビジョンと事業展開に心を動かされている様子が感じられました。石丸としても、当初は建材の営業という切り口でお話を伺っていましたが、従来の建材説明の枠組みに収まらない話が随所にあり、次第に視野が広がっていくのを実感しました。  


木三会の参加者の皆さんと共に話を聞くことで、神島化学工業様の事業全体のあり方や考え方の輪郭が、よりはっきりと見えてきたように思います。また、参加者のKさんからの工場見学のご提案については、2028年のプラント稼働に向けて、ぜひ実現したいものです。  


石丸の私見ではありますが、四国の企業には、本州側とは少し異なる、ユニークな視点を深掘りすることに長けている会社が多いように思います。今後のわたしたちの自分事としてもこれらの善循環の視点は一度再考すべきポイントと深く理解しました。  


新入社員である石田さんの丁寧な説明と、鈴木さんの的確なフォローのおかげで、聞き手としても全体像をしっかりとつかむことができました。ありがとうございました。  


石丸信明/ARX KOBE    


■所員の感想  


今回のお話で特に印象に残ったのは、2030年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするための取り組みです。製造工程から出る排ガスに含まれる二酸化炭素を回収し、原料と反応させて炭酸加工物を作るシステムは、海水からマグネシウムを抽出する技術も含め、化成品事業で培った炭酸化合物のコントロール技術をお持ちだからこそできるとのことで、その発想と技術はユニークで面白いと感じました。

今後、WLC(ホールライフカーボン)基準など、建物のライフサイクル全体を踏まえた排出規制が整備されることが予想される中、社会的意義がある事業であるとも思いました。  


さらに、その仕組みを自社だけで完結させるのではなく、多くの企業と共有できるよう公開し、社会全体に広げていこうとする姿勢と、会社全体でこうした取り組みを進め、環境への配慮を実際の事業として形にしていく姿勢そのものに、率直に感銘を受けました。  


建材については、デザイン性の高さが評価されている理由がよく分かりました。中でも外壁材である「ラムダ」は、薄くて軽いにもかかわらず強度が高く、専用の取付金物とビスを用いることで、過去の地震でも脱落していないという説明が印象的でした。見た目の美しさだけでなく、安全性の面でも工夫が重ねられている点が、とても特徴的な建材だと感じました。  


また、香川工場で今後稼働予定のプラントについてのお話を聞き、実際の現場をぜひ一度見学してみたいという気持ちが強くなりました。今回の講演を通して、環境への取り組みとものづくりがしっかり結びついた企業の姿を身近に感じることができ、とても貴重な機会だったと思います。 ありがとうございました。  


■写真  (サンプル)








■第135回木三会 ゲスト企業さま

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神島化学工業株式会社

〒541-0042 大阪市中央区今橋四丁目4番7号(京阪神淀屋橋ビル7階)

TEL.06-6232-5350(代) 

URL:https://www.konoshima.co.jp/

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木三会は、以下の3点に重点を置いて、議論していきます。

  1. 業界の枠を超える
  2. 一般の人に向けてわかりやすいように説明する
  3. 未来に向けてどのように価値をつくっていくか

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