【第125回木三会】ものづくり特許で一つずつ丁寧に課題を解決する【株式会社共栄舎】
共栄舎さんに木三会でお話を伺うのは、2019年2月以来、今回で2回目となります。
今回は、共栄舎さんが取得されている多数の特許についてご説明いただきたく、お願いしました。
ご説明は、社長の弟である明石さんと、会社でお会いした開発担当の境さんが担当され、実際のサンプルを使用した非常にわかりやすい内容でした。
マッチングのために、商品やアイディアを売る相手をいきなり見つけるのは難しいと思います。
その目的を達成するには、自社の技術を客観的に見て、社会の中での位置づけを把握することが重要です。
今回のプレゼンでは、その点がうまく伝わっていたと思います。
また、共栄舎さんがファブレス企業として、近隣の加工工場を取りまとめ、そのIT対応をサポートしていることもお伺いしました。
この点は、代替わりをうまく遂行されている共栄舎さんの強みと言えるでしょう。
さらに、会長から引き継がれた技術に対する視点が非常に深いことも印象的でした。
量産を前提に既存製品の弱点を分析し、改善策を検討する姿勢が見られます。
たとえば、引き戸用ダンパーにおけるオイル劣化の問題にも取り組まれています。
特注対応に安易に踏み込まず、量産型を想定した製品づくりが見事です。
共栄舎さんは、確実に実行できることを一歩一歩積み上げ、将来につながる取り組みをされています。
うまく言えませんが、今後、未来の課題に向けた議論の場を作ることで、さらなる可能性が広がるのではないかと感じました。
改めて感謝申し上げます。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
■第125回木三会 ゲスト企業さま
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株式会社共栄舎
〒544-0034 大阪市生野区桃谷5-6-22
TEL:06-6717-2334
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木三会は、以下の3点に重点を置いて、議論していきます。
1. 業界の枠を超える
2.一般の人に向けてわかりやすいように説明する
3.未来に向けてどのように価値をつくっていくか
■写真
第125回木三会の様子
特許に基づく製品1「らくダン」
段ボールの仮どめ、開いて保持、重ねる3つの機能を併せ持つ製品
特許に基づく製品2「アルカパ」
印刷できるアルミのエンドキャップ。
メインは印刷技術で立体、凹凸、様々な形状でも直接印刷可能
樹脂にも印刷でき、様々なカラーバリエーションが可能
特許に基づく製品3「スリロー」
「すっとリロードできる」静音巻取り機構
ちょうど良い速度で減速する。
減速するスピードも調節することが可能
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